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MIDI を使ってみましょう
《ピッチベンド》
演奏中にピッチ(音の高さ)を滑らかに上下させるためのメッセージ
です。
《コントロールチェンジ》
演奏中の音にビブラートやボリューム変化などの効果を加えるための
メッセージです。それぞれのコントロールチェンジには、
● コントロールナンバー .. 効果の種類を区別する番号
● コントロール値 .............. 効果の深さ、オン/オフの設定
という情報が含まれています。本機は次のコントロールチェンジを
送受信可能です。
本機が送受信可能なコントロールチェンジ/コントロールナンバー
※ 1 外部 MIDI 機器から本機の音色を選ぶ場合、プログラムチェン
ジ情報にバンクセレクトを組み合わせることで 232 種類すべ
ての音色を選ぶことができます。232種類の音色は次の4つの
バンクに分かれています。
●バンク0:GM128 音色(プログラムチェンジ0∼ 127)
●バンク1:バリエーション 64 音色
(プログラムチェンジ0∼ 63)
●バンク2:ドラムセット8音色(プログラムチェンジ0∼ 7)
●バンク3:パネル 32 音色(プログラムチェンジ0∼ 31)
プログラムチェンジ情報の直前に「コントロールナンバー0・コ
ントロール値=バンクナンバー」と「コントロールナンバー32・
コントロール値=0」を連続して送信することで、指定したバン
クの音色が選ばれます。
■
NOTE
■
• 本機の音源は、MIDI チャンネル 10 でデータを受信する場合は
ドラム専用となり、ドラムセット8音色のみが使用できます。こ
のため、10チャンネルでプログラムチェンジを受信する場合は、
バンクセレクト情報は必要ありません(プログラムチェンジの0
∼ 7 がそのままドラムセットの 8 音色に対応します)。
コントロールチェンジ コントロールナンバー
バンクセレクト
※ 1
0/32
モジュレーション 1
ボリューム 7
パン 10
エクスプレッション 11
ホールド1 64
ソステヌート 66
ソフトペダル 67
エフェクトデプス 91
RPN
※ 2
100 / 101
データエントリー 6 / 38
※ 2 RPN(Registered Parameter Number)は、複数のコント
ロールチェンジを組み合わせて使用する特殊なコントロール
チェンジです。コントロールナンバー 100 と 101 のコント
ロール値でコントロールする要素を選び、データエントリー
(コントロールナンバー6/38)のコントロール値で値を設定
します。
本機では、外部MIDI機器から本機のピッチベンドセンス(ピッ
チベンドデータによる音高の変化幅)、コースチューン(音の高
さを半音単位で調節する機能)、ファインチューン(音の高さを
微調節する機能)をコントロールするのにRPNを使用します。
■
NOTE
■
●
フットペダルによるダンパー/ソステヌート/ソフトの効果も送
受信されます(コントロールナンバー 64、66、67)。
《オールサウンドオフ》
そのチャンネルで現在鳴っている音を、すべて強制的に消音するメッ
セージです。
《オールノートオフ》
そのチャンネルでノートオン情報で持続させている音を、すべて消音
するメッセージです。MIDI データで発音している音にのみ有効。
※ ダンパーペダルやソステヌートペダルを使って持続させている音
は、ペダルをオフにするまで発音を続けます。
《リセットオールコントローラー》
ピッチベンドや各種のコントロールチェンジを初期状態に戻すメッ
セージです。
660A-J-079A
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