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演奏を録音してみましょう(ソングシーケンサー機能)
本機には鍵盤演奏を録音して2曲までオリジナル曲が作れるソング
シーケンサー機能を装備しています。
ソングシーケンサー機能について
■ソングとトラックについて
ソングシーケンサー機能は、テープレコーダーのように鍵盤演奏の内
容を記録して再生する機能です。録音は2曲まで行うことができ、ソ
ングシーケンサー機能ではこれらの録音した曲それぞれを「ソング」
と呼びます。
各ソングは6つの「トラック」で構成されています。トラックとは録
音内容が記録される場所のことで、1トラックずつ順番に録音してい
くと、録音後は6つのトラックを一度に再生することができます。こ
の機能は、バンド演奏やオーケストラのように、複数のパートででき
ている曲を作るのに適しています。
このように、1 パートずつ「重ね録音」していくことで、6 パートか
ら成る曲をひとりで作ることができるという訳です。
■
NOTE
■
●
トラック1には、鍵盤の演奏だけでなく自動伴奏による演奏も録
音できます。トラック2∼6は鍵盤演奏だけが録音できるメロ
ディー専用トラックで、上図のように録音済みのトラックを再生
しながら重ね録音するときに利用します。
●
各トラックは独立しているので、録音時に弾き間違えても、その
トラックだけ録音し直すことが可能です。
●
トラックごとに音色を変えて録音でき、6種類の楽器パートを同
時に再生できます。
■録音のしかたについて(リアルタイム録音と
パンチイン録音)
録音する方法は2種類あります。鍵盤演奏をそのまま録音する「リア
ルタイム録音」と、録音されたものを修正するために途中から録音を
やりなおす「パンチイン録音」です。
リアルタイム録音
普通に鍵盤演奏を行い、演奏したままを録音する方法です。
パンチイン録音
録音を終了した後で、途中で間違えていた事に気づいたとき、録音の
途中で間違えてしまったとき、このような場合に、間違えたところか
ら録音をやりなおす方法です。
660A-J-043A
■グローバル設定について
リアルタイム録音時や再生時のメトロノームの鳴らし方や、拍子の設
定など、録音内容の全体に関わるような設定を行うのが「グローバル
設定」です。グローバル設定でできることは以下の通りです。
●
メトロノームの鳴らし方設定
●
ソングの消去
●
拍子の設定
●
テンポの初期値設定
●
録音後のクオンタイズ設定
各設定項目についての解説、および操作については、49ページの「録
音全般に関わる設定をするには」を参照してください。
■ソングシーケンサーで記録できる内容について
ソングシーケンサーで記録できる内容は、録音方式(リアルタイム録
音/パンチイン録音)で異なります。また、基本的に全トラックで録
音できる内容は同じですが、トラック1だけは自動伴奏による演奏の
録音も可能です。
リアルタイム録音でトラック 1 のみに記録できる内容
トラック 1 のみに対しては、全トラック共通で録音できる内容以外
に、以下の操作も記録できます。
●
リズムと、録音途中のリズム変更
●
イントロボタン、シンクロ/エンディングボタン、ノーマル/
フィルインボタン、バリエーション/フィルインボタンの操作
●
伴奏鍵盤を使ったコード指定
リアルタイム録音で記録できる内容(全トラック共通)
●
鍵盤上での演奏
●
音色と、録音途中の音色変更
●
ペダル操作
パンチイン録音でトラック 1 だけに記録できる内容
トラック 1 のみに対しては、全トラック共通で録音できる内容以外
に、以下の操作も記録できます。
●
録音途中のリズム変更
●
コード指定
●
イントロボタン、シンクロ/エンディングボタン、ノーマル/
フィルインボタン、バリエーション/フィルインボタンの操作
パンチイン録音でトラック 1 ∼ 6 に記録できる内容
●
鍵盤上での演奏
●
音色と、録音途中の音色変更
●
ペダル操作
・・・
・・・
・・・
再生しながら
トラック 1
トラック 2
トラック 3
トラック 4
トラック 5
トラック 6
録音
再生しながら
録音
録音
ソング
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